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セク研!

女性主人公シリーズ第四弾です。

セク研! (ガガガ文庫)

セク研! (ガガガ文庫)

由緒正しき女子校、聖・九宮学園高校。ここには、選ばれた女子しか入部することのできない「秘密の花園」がございました…。そこでお嬢様たちが日々、研究しているのは「清く、正しく、美しい…男女の行為」、つまりは…「おせっくすですわ」!?乙女の幸せは、18歳で最高の喪失をすることで決定されてしまうのです!?何も知らずに秘密の花園「セク研」に入部してしまったウブな娘・ぽんちゃん、大丈夫?「んくぅ…ちゅぽっ…あはっぁ…」うわぁ!どう考えても大丈夫じゃないっぽい!エッチ&恥じらい系コメディー。

 

表紙中央(SDじゃないやつ)が主人公です。

あらすじの通り全編エロコメディのライトノベルでありますが、ちまたに溢れるありがちなちょいエロライトノベルとは異なり、正統な官能小説としての体裁を確立しているところが異彩を放つ作品です。つまり、きっちりと章を独立させ、おおむね一章あたり一つの性行為を盛り込み、更に最も重要な点として、性行為そのものの描写にフィーチャーし話を成立させているということです。一巻は多少全体を貫くストーリーに乗っかっているものの、二巻三巻と進むにつれてどんどんこの官能小説的属性が強くなっていきます。この作者はプロの官能小説家に違いないと思って検索をかけたところ、やはり官能小説とライトノベルを書き分けている女性作者のようでした。同じような経歴の小説家にはわかつきひかる女史がいますね。

もう一つ異質な点としてはやはり女性主人公というところです。男性キャラクターはチョイ役、性行為も女性キャラクターがメインになっています。まあ、性行為とは言ったものの、それは性行為相当の描写という意味で、流石に女性同士といえどライトノベルでペニバンを履いているわけではありません。マッサージと称して胸を揉み続ける話だの、女性器を見せ合うの見せ合わないので延々と議論する話だの、そんな感じです。一応、(性行為以外の)キャラクター同士の掛け合いもテンポがよくて面白いですよ。

現在3巻まで刊行、次巻以降の音沙汰がないまま2年経過してしまいました。ライトノベルにはよくあることですが……